2013年10月04日

日弁連人権擁護大会 ~広島~

日弁連人権擁護大会が広島市で開催されました。
3日は、3つの分科会に分かれてシンポジウム。
午前中東京を発ち、憲法問題の分科会に参加。
今年は日弁連の憲法問題の対策の執行部の会議に参加していることもあって、
私も大いに関心があり、パネリストの発言からいくつかの新しい視点や事実を学びました。
これをまた今後の活動に生かして行きたいと思っています。

その日の夜は、久保井一匡日弁連会長時代の執行部が集まり懇親会。
正副会長と事務総長に同伴の奥様方も何人か。
それにまじって、私は当時の最下級生の事務次長。
でも皆さんいつまでたってもお元気で。
2001年~2002年は、歴史的にみても司法制度改革の激動の年。
当時の話に今の話。
激動をくぐり抜けた皆さんは、
その後弁護士として、最高裁の非嫡出子の違憲判決や、
国会議員の定数の違憲判決など、多くの現場で名だたる事件に関与している。
そんなご報告も聞いていてうれしいひと時でした。

翌4日は大会。
四本の決議が順調に採決されました。
お昼は、先輩たちと「かき船」で食事。
夜は、リーガロイヤルホテルで、全体の懇親会、
明日の日弁連を築く会の結成大会(第一東京弁護士会の村越進先生を築く会の代表者に選任)、
東京弁護士会法友会の懇親会と続き、
そのあと東京弁護士会春秋会の皆さんと街に繰り出しました。
そこで食べた「うにほうれん」は絶品です。
ほうれん草とこってりした卵にウニをのせてかき混ぜ、
それを薄いパンにのせて食べるのです。
ご飯かパンがないとそれだけではやや味が濃過ぎると思いますが、
パンにのせるといいですね。
欠点はカロリーが高くあまり身体に良さそうではないことです。
併せて酒も進みそうで、血糖値も上がりそう。
よくないですね。

二日目の朝広島城付近を散歩。広島城です。
広島城 
広島城の公園の中から写した、リーガロイヤルホテル
広島城の公園の中から写したリーガロイヤルホテル
会場付近で、遠くに原爆ドームが見える。
会場から見た原爆ドーム

今年は、20日ばかりの間に、原爆の地、長崎と広島を続けて訪れることになりました。
私が初めて広島を訪れたのは、昭和42年の8月です。
原水爆禁止世界大会でした。
大学の先輩に連れられて、広島市内のお寺の境内で大勢の参加者と一緒に泊まりました。
大阪から先は夜行列車でした。
当時夜行列車の中で、まだ新米だった私は、
他の大学のリーダー格の活動家が滔々と話す理論に耳を傾けていました。
そんな中、朝日が差し、瀬戸内海の島々が見えてきたことを覚えています。

今は、東京-広島もあっという間につきます。
夜行列車の中で大声で議論する学生もいません。
しかし、1945年の敗戦以来、68年間、
戦争で人を殺したことのない国、
戦争で殺されたことのない国であるこの日本に育ったことを幸せに思います。
そしてこの国が今後もそのような国であってほしいと願っています。

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